個人レッスンでの一コマ

高校生の息子さんにお習字の指導をとのご依頼があり、個人レッスンをしました。

高校の芸術での選択科目で書道があるそうで、
教本を見せてもらってびっくり!

それはまるで、私が大学で学んだようなレベルの内容でした。

 

「書写から書道へ」

小中学校での学びは「書写」

高校では「書道」

確かに、高校レベルとしての学習水準かもしれません。

 

でもそれは、「書写」という基本を学んでいてようやく分かること。

生徒さんは高校で初めて書道をするとのことで、チンプンカンプンな様子。

算数をせずに数学から入るようなものなので、
小学校からお習字をやっていない子にとっては、
かなり難しいだろうと思いました。

ニガテをほぐすストレッチ

彼が最初に書いた字は、

お手上げ!とアピールするような、
何のエネルギーもないただの線でした。

頭にハテナが浮かんだまま、
ゴールが分からないまま努力するというのは大変なこと。

一学期、わからないなりに良く頑張ったね!と、
何とかついていった彼を褒めるところからスタート。

いきなり字を書く前に、「書写」の基本である筆の運びを練習して、
少しずつ筆に慣れていきます。

実はこれは、大人向けの筆ペンを使ったレッスンでも同じです。
運動前のストレッチみたいなもので、筆に親しむことが大切です。

 

楽しい!こそ続くコツ

私は意識的に生徒さんを褒めます。

誰もが初めてやる事は、わからないことばかり。

階段を上がるように、やる度に

何か一つできた!を味わっていって、少しずつ上手くなるものです。

 

顔真卿、欧陽詢、この作者の古典を学ぶ…
これが書道の授業では難しすぎる!という専門的な内容なのですが、

レッスン後半では「顔真卿的「道」の書き方」、
「欧陽詢の九成宮的「泉」の書き方」を学びたい、と意欲が出てきました。

わからないことが少しずつ分かるようになってきた時の彼の感想は

楽しかった!

払い、跳ね、筆の入り方、
一筆ごとに丁寧に引かれた線もさることながら、
文字のバランスも良く取れています。
1時間のレッスンで、彼はここまで意思の強い字を書けるようになりました。

すごい!

字を書くコツを1つでも掴めたら、できた自分に自信がつきます。

筋トレやダイエットと同じで、一足飛びには効果は出ませんが、
ちょっとずつ続けることで、「あれ?」という嬉しい変化に気付きます。

そのためにも、レッスンは楽しく、ハードルは低く、
字を書くことが楽しい!と思ってもらうことが私の仕事です。

 

レッスンのご要望、作品のオーダーはお問合せよりどうぞ。

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