太宰府の飛梅と筆あそび

新春の飛梅

福岡の太宰府天満宮には、「飛梅」と名のついた大きな梅の木があります。

年明けに見たのでまだ花の季節には早かったのですが、満開になればさぞ圧巻だろうという立派な枝振りです。

 

飛梅の伝説

そしてこの飛梅には、菅原道真にまつわる古い言い伝えがあります。

平安時代、太宰府に左遷されることになった菅原道真は、庭に植わった梅の木との別れを惜しみ、こんな歌を詠みました。

 

東風(こち)ふかば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ

「春の東風が吹いたら、花を咲かせ香りを届けておくれ、梅の花よ。
主人がもう都にいなくても、春のおとずれを忘れないでおくれ。」

───治承4年(1180年)頃『宝物集』巻第二

こう詠われた梅の木は、主人を慕うあまり空を飛んで追いかけます!

そして、一夜のうちに主人の暮らす太宰府に降り立った。というのが飛梅の伝説です。

 

この「こちふかば〜」という歌は、太宰府天満宮と馴染みが深い福岡の人には良く知られているそうです。

ですが、私が飛梅に興味を持ったのはその「字」にありました。

 

飛ぶ梅を表す

梅の木もさることながら、立て札に書かれた字がとても素敵でした。

踊るような筆致

躍動感に溢れた筆使いはまさに飛んでいるようで、空を飛んだという伝説を知ると納得です。

この字からインスピレーションを得て、家に帰り早速字を書きました。

飛梅

飛と梅を行書で一字ずつ。

よく見るとおもしろい形をしています。

こちらは草書の「飛」。

草書はより動きが出て、本当にヒューンと飛んで行っているような楽しい字に。

紫の墨を使い、色の変化でも躍動感を出してみました。

「こち吹かば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春を忘るな」

 

1月が終わり、2月は梅の季節です。

冬に逆戻りしたような寒さの中から、春の足音がすこしずつ聞こえて来ます。

飛梅は白梅ということで、その香りが今から楽しみです。

 

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